60歳、人生の分岐点。
「定年後、起業するか?それとも再雇用で働き続けるか?」
この選択に、悩む人が多いです。
僕は65歳。株式会社長谷工コミュニティーでマンション管理人として再雇用で働きながら、空いた時間で「遊びで起業」に挑戦しています。
つまり、僕は「両方」選びました。
再雇用で安定収入を確保しながら、ブログ×AIで副業収益も得る。
これが、僕の「ハイブリッド戦略」です。
今回は、「定年起業vs再雇用、どちらが賢い選択か?」を、実体験を交えながら本気で考えてみました。
定年起業のメリット・デメリット
まずは、定年起業について見ていきましょう。
メリット1: 自由に働ける

定年起業の最大のメリットは、自由です。
- 働く時間を自分で決められる
- やりたいことを仕事にできる
- 誰にも指図されない
会社員時代は、上司の指示、会議、ルール。
これらから解放されて、自分のペースで働けるのは、大きな魅力です。
メリット2: やりがいがある
自分で事業を立ち上げ、育てていく。
これは、会社員では味わえない達成感があります。
「自分の力で稼いだ」という実感は、何物にも代えがたい喜びです。
メリット3: 収入の上限がない
再雇用だと、給料には上限があります。
でも、起業なら、頑張り次第で収入を増やせます。
成功すれば、会社員時代以上の収入も夢じゃありません。
デメリット1: リスクが大きい
ただし、起業にはリスクがあります。
- 初期投資が必要(開業資金、設備など)
- 収入が不安定(最初は赤字の可能性も)
- 失敗したら借金を抱えることも
「やってみたけど、うまくいかなかった」
そうなったとき、生活が破綻するリスクがあります。
デメリット2: 孤独との闘い
起業すると、すべて自分で決断しなければなりません。
相談できる上司もいない。
同僚もいない。
孤独感に苛まれることもあります。
デメリット3: 社会保険の負担が大きい
会社員なら、社会保険料は会社が半分負担してくれます。
でも、起業すると、すべて自分で払わなければなりません。
国民健康保険、国民年金。
これらの負担が、意外と大きいんです。
再雇用のメリット・デメリット
次に、再雇用について見ていきましょう。
メリット1: 安定した収入

再雇用の最大のメリットは、安定です。
毎月、決まった給料が入る。
これは、精神的に大きな安心感があります。
特に、年金だけでは生活が厳しい時代。
再雇用で収入を確保できるのは、大きなメリットです。
メリット2: 社会保険が継続される
再雇用なら、厚生年金、健康保険が継続されます。
会社が保険料の半分を負担してくれるので、自己負担が少なくて済みます。
これは、経済的に大きなメリットです。
メリット3: 人間関係が続く
長年働いた会社で、そのまま働き続ける。
同僚、後輩、取引先との関係が続きます。
「居場所がある」という安心感は、精神的に大きいです。
デメリット1: 給料が大幅に減る
ただし、再雇用には大きなデメリットもあります。
それは、給料が減ること。
多くの場合、現役時代の50〜70%程度に下がります。
「こんなに減るのか…」
そのギャップに、ショックを受ける人も多いです。
デメリット2: やりがいが減る
再雇用になると、役職を外され、責任ある仕事から外されることが多いです。
「雑用ばかりやらされる」 「若手の指示を受けるのが辛い」
こうした不満を抱える人も少なくありません。
デメリット3: 立場の変化に耐えられるか
昨日まで部長だった人が、今日から平社員。
この立場の変化に、プライドが傷つく人もいます。
「こんなはずじゃなかった…」
そう感じて、再雇用を辞める人もいます。
第3の選択肢:ハイブリッド戦略
ここまで、定年起業と再雇用のメリット・デメリットを見てきました。
でも、実は第3の選択肢があります。
それが、ハイブリッド戦略。
つまり、「再雇用で安定収入を確保しながら、副業で起業に挑戦する」という方法です。
再雇用で安定収入+副業で挑戦
ハイブリッド戦略のメリットは、リスクを抑えながらチャレンジできること。
- 再雇用で最低限の生活費を確保
- 副業で新しいことに挑戦
- 失敗しても生活は破綻しない
これが、僕が選んだ道です。
ワッシィさんの実践例:管理人×ブログ×AI

僕は、マンション管理人として再雇用で働いています。
給料は、生活できる最低限のレベル。
でも、安定しています。
そして、空いた時間でブログを書き、AIを活用して効率化し、月3万円ほどの副業収益を得ています。
再雇用の給料+ブログの収益=生活に余裕が生まれる
これが、僕の「ハイブリッド戦略」です。
リスクを抑えながらチャレンジできる
ハイブリッド戦略の素晴らしいところは、失敗を恐れなくていいこと。
副業がうまくいかなくても、再雇用の給料がある。
だから、安心してチャレンジできる。
逆に、副業が軌道に乗れば、将来的には再雇用を辞めて、完全に独立することもできます。
選択肢を残しながら、挑戦できる。
これが、ハイブリッド戦略の最大の魅力です。
「遊びで起業」という考え方
僕が目指しているのは、「本気の起業」じゃなく「遊びで起業」。
ガツガツ稼ぐんじゃなく、楽しみながら、自分のペースで。
失敗しても、「まあ、遊びだから」と割り切れる。
この気楽さが、長く続けるコツだと思っています。
あなたはどちらを選ぶべきか?判断基準
「じゃあ、自分はどっちを選べばいいの?」
そう思いますよね。
判断基準を4つ紹介します。
判断基準1: 経済的余裕はあるか?

まず、経済的な余裕を確認しましょう。
- 貯金はどれくらいあるか?
- 住宅ローンは残っているか?
- 生活費はいくら必要か?
経済的余裕があるなら、定年起業にチャレンジしやすいです。
でも、余裕がないなら、再雇用で安定収入を確保するのが賢明です。
判断基準2: 家族の状況はどうか?
次に、家族の状況を考えましょう。
- 配偶者は働いているか?
- 子どもの教育費は?
- 親の介護は?
家族を養う責任がある場合、リスクの大きい起業は慎重になるべきです。
逆に、子どもが独立し、配偶者も収入があるなら、挑戦しやすいです。
判断基準3: やりたいことは明確か?
やりたいことが明確かどうかも重要です。
「絶対にこれをやりたい!」という情熱があるなら、起業に挑戦する価値があります。
でも、「なんとなく起業してみたい」程度なら、再雇用で様子を見るのが無難です。
判断基準4: リスクに耐えられるか?
最後に、リスク許容度を考えましょう。
「失敗しても、やり直せばいい」と思えるなら、起業向き。
でも、「失敗したら人生終わり」と感じるなら、再雇用が安心です。
チェックリスト

以下の質問に答えてみてください。
- □ 貯金が1年分の生活費以上ある
- □ 住宅ローンは完済している
- □ 家族の理解と協力が得られる
- □ やりたいことが明確にある
- □ 失敗しても立ち直れる自信がある
3つ以上チェックがついた人: 定年起業に挑戦してもOK
2つ以下の人: 再雇用またはハイブリッド戦略が安全
まとめ:どちらを選んでも、行動することが大事
定年起業と再雇用、どちらが正解か?
答えは、人それぞれです。
経済状況、家族構成、価値観。
すべてが違うのだから、正解も違います。
正解は一つじゃない
大事なのは、「どちらが正解か」じゃなく、**「自分にとってベストな選択は何か」**を考えること。
- 安定を求めるなら、再雇用
- 挑戦したいなら、定年起業
- 両方欲しいなら、ハイブリッド戦略
どれを選んでも、間違いじゃありません。
自分の人生、自分で決める
誰かに決めてもらうんじゃなく、自分で決める。
それが、大人の責任です。
周りがどう言おうと、最後に決めるのは自分。
そして、その決断に責任を持つ。
それが、60歳からの生き方だと思います。
背中を押すメッセージ

僕は65歳で、再雇用+副業のハイブリッド戦略を選びました。
安定を捨てず、挑戦も諦めない。
この道が、僕には合っています。
あなたにも、あなたに合った道があります。
迷ったら、動いてみる。
動けば、見えてくるものがあります。
定年起業でも、再雇用でも、ハイブリッドでも。
どれを選んでも、行動しなければ何も始まりません。
さあ、今日から一歩を踏み出しましょう。
あなたの60歳からの人生、もっと面白くなるはずです。