毎朝、マンションのエントランスで住民の方々を見送る。
64歳のマンション管理人である僕の日課です。
この仕事をしていると、いろんな人生が見えてきます。特に、60代の生き方には大きく3つのパターンがある。
①諦めた人
②趣味に生きる人
③挑戦し続ける人
どの生き方が正しいとか、間違っているとか、そういう話ではありません。でも、同じ年齢でも、生き方でこんなに表情が違うのか、と毎日感じています。
この記事では、マンション管理人として日々見ている「60代の3つの生き方」と、僕自身がどう選んだのかをお伝えします。
パターン①:諦めた人|静かに終わりを待つ日々

Aさん(67歳)は、いつも同じ時間にエントランスを通ります。
朝10時。コンビニへ行く。
午後3時。また同じコンビニへ行く。
それだけです。
「おはようございます」と声をかけても、小さく頷くだけ。表情はいつも無表情。目に光がない。
部屋の中でやっていることを聞いたことがあります。
「テレビを見てるだけですよ」
その言葉に、「だけ」という諦めを感じました。
Aさんは元サラリーマン。大手企業で40年働き、定年退職しました。退職金もそれなりにもらったそうです。
でも、退職後、何もしなくなった。
「もう頑張らなくていい」
「ゆっくり休もう」
そう思って過ごしているうちに、3年が過ぎた。そして今、何もやる気が起きない状態になっています。
僕はAさんの姿を見るたび、切なくなります。
まだ67歳。あと20年、30年生きるかもしれないのに、「終わりを待つだけ」の日々を送っている。
諦めた人の特徴
- 毎日同じルーティン
- 新しいことを拒否
- 「もういい」が口癖
- 表情に活気がない
- 人との交流を避ける
- 未来の話をしない
これは、本人が望んだ生き方なのでしょうか?
それとも、「そうなってしまった」のでしょうか?
パターン②:趣味に生きる人|充実した第二の人生

Bさん(65歳)は、いつも笑顔です。
月曜:ゴルフ
火曜:写真撮影
水曜:絵画教室
木曜:旅行の計画
金曜:友人とランチ
毎日が予定でいっぱい。
「おはようございます!今日はゴルフに行ってきます」
「いい写真撮れたんですよ、見てください」
Bさんとの会話は、いつも楽しそうです。
Bさんも元サラリーマン。でも、Aさんとは全く違う人生を送っています。
何が違うのか?
「やりたいこと」を持っているかどうか。
Bさんは定年前から準備していました。退職したら何をするか、リストを作っていた。そして、退職と同時にそのリストを実行に移した。
ゴルフは若い頃からの趣味。写真は退職後に始めた。絵画教室も新しい挑戦。
「人生で一番忙しいですよ、今が」
Bさんはそう言って笑います。
趣味に生きる人の特徴
- 毎日が充実している
- 笑顔が多い
- 予定がびっしり
- 新しいことに挑戦
- 友人が多い
- 健康的
Bさんの生き方は、理想的に見えます。
でも、僕にはちょっと物足りなく感じる部分もあります。
なぜか?
「趣味は消費」だからです。
ゴルフをする、写真を撮る、絵を描く。楽しいし、充実している。でも、それは自分だけのための時間。
僕はもう一つ、「誰かのために」という要素が欲しいんです。
パターン③:挑戦し続ける人|創造的な第二の人生

Cさん(62歳)は、いつもパソコンを持ち歩いています。
「おはようございます。今日もブログ書きますよ」
「昨日、記事がバズったんです」
「読者からメールが来て嬉しかった」
Cさんは定年退職後、ブログで起業しました。
最初は趣味で始めたブログ。でも、読者が増え、収益が出るようになり、今では月10万円以上稼いでいるそうです。
「仕事じゃないんです。遊びなんです。でも、お金になる遊び」
Cさんの目は、輝いています。
Aさんのような無気力さもない。Bさんのような趣味だけの充実感とも違う。
「創造している」という実感がある。
何かを作り出し、誰かに届ける。それが喜ばれる。収入にもなる。
これが、パターン③の生き方です。
挑戦し続ける人の特徴
- 目標がある
- 学び続けている
- 収入がある(少額でも)
- 誰かのために動く
- 成長を楽しむ
- 未来を語る
Cさんは、こう言います。
「定年後こそ、本当の人生が始まるんですよ」
僕は、この言葉に激しく共感しました。
管理人として見た気づき|生き方は表情に出る

マンション管理人という仕事は、人間観察の宝庫です。
毎日、何十人もの住民と顔を合わせる。その中で、60代の方々の生き方が見えてきました。
生き方は、表情に出る。
諦めた人は、いつも下を向いている。
趣味に生きる人は、いつも笑顔。
挑戦し続ける人は、目が輝いている。
これは、偶然ではありません。
人間は、「何をしているか」で表情が変わります。
何もしなければ、表情も消える。
楽しいことをすれば、笑顔になる。
挑戦していれば、目が輝く。
シンプルですが、これが真理です。
僕は毎朝、鏡で自分の顔を見ます。
「今日の僕は、どのパターンの顔をしているか?」
そう自問します。
もし諦めた顔をしていたら、今日は何か新しいことをすると決めています。
3つの生き方の分岐点|何が違いを生むのか

Aさん、Bさん、Cさん。
3人とも、元は普通のサラリーマンでした。大きな違いはない。
でも、定年後の生き方はまるで違います。
何が分岐点だったのか?
①目標の有無
諦めた人:目標がない
趣味に生きる人:「楽しむ」という目標
挑戦し続ける人:「創造する」という目標
②準備の有無
諦めた人:何も準備していなかった
趣味に生きる人:趣味のリストを作っていた
挑戦し続ける人:スキルを磨いていた
③マインドセット
諦めた人:「もういい」
趣味に生きる人:「楽しもう」
挑戦し続ける人:「まだやれる」
この3つが、生き方を分けるポイントです。
そして、今からでも変えられます。
Aさんも、明日から「何か」を始めれば、BさんやCさんのように変われる可能性があります。
僕が50歳でブログを選んだ理由|パターン③への道

僕は50歳の時、決断しました。
「定年後、諦めた人生は送りたくない」
当時、僕はまだ現役のサラリーマンでした。でも、周りの定年退職者を見て、不安になったんです。
「このまま定年を迎えたら、僕も何もしなくなるのでは?」
そう思った瞬間、ブログを始めることを決めました。
なぜブログか?
- 初期費用が少ない
- 自宅でできる
- 年齢関係ない
- 収益化できる
- スキルが身につく
- 誰かの役に立てる
最初の1年は大変でした。収益ゼロ。アクセスもほぼゼロ。
「やっぱり無理かな...」
何度も諦めそうになりました。
でも、3年目に月3万円を稼げるようになりました。
その瞬間、確信しました。
「60代でも、自分で稼げる」
これが、僕をパターン③に導いた経験です。
どの道を選ぶか|決めるのはあなた

3つのパターンを紹介しました。
どれが正解、という話ではありません。
Aさんは、静かな生活が好きかもしれない。
Bさんは、趣味を楽しむことに幸せを感じている。
Cさんは、挑戦に生きがいを感じている。
どれも、その人の選択です。
でも、無意識に選んでしまうのは危険だと思います。
Aさんは、本当に「諦めた生活」を望んでいるのか?
それとも、「そうなってしまった」だけなのか?
もし後者なら、今からでも変えられます。
人生は、何度でもやり直せます。
60歳でも、70歳でも。
「今さら遅い」なんてことはありません。
僕は50歳でブログを始めました。64歳の今、AIを使いこなして1日14記事書いています。
「遅すぎる」なんて、誰が決めたんですか?
決めるのは、あなた自身です。
挑戦し続ける人生を|今日から始めよう

この記事を読んでいるあなたは、どのパターンですか?
もし①なら、今日から何か一つ、新しいことを始めてください。
もし②なら、趣味に加えて「誰かのために」という要素を加えてみてください。
もし③なら、一緒に挑戦を続けましょう。
僕は64歳です。まだまだやりたいことがたくさんあります。
- ブログを50記事まで増やす
- 月10万円の収益を目指す
- AIをもっと使いこなす
- 後輩ブロガーを育てる
- 定年起業を実現する
これが、今の僕の目標です。
あなたの目標は、何ですか?
もし今、目標がないなら、今日作りましょう。
小さくていいんです。
「ブログを1記事書く」
「新しい趣味を見つける」
「誰かと話をする」
何でもいい。一歩踏み出すことが大切です。
マンション管理人として、僕は毎日、いろんな人生を見ています。
その中で確信したことがあります。
「挑戦し続ける人は、何歳でも輝いている」
あなたも、輝きませんか?
さあ、今日から始めましょう。